OM SYSTEMのメールマガジンに登録しているといろんなお知らせが届きますが、製品ユーザー登録者あてにゴールデンウィーク長期貸出キャンペーンのお知らせメールが来ました。
メールマガジンはさらっと読んでデリートする、ことがほとんどですが、今回はちょっと気になって、ろいろい考えた末に、レンズ貸し出しサービスに申し込みました。
当初レンタルを希望していたレンズは予定数超過のため借りれず、第二希望のレンズ(M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO & 2.0xテレコンバーターキット)を借りることになりましたが、結果的にはかなり満足度は高かったです。
貸し出しサービスの申し込みからレンズ返却までの状況と、借りたレンズの使用感をまとめました。
レンズ貸し出しサービスの申し込み
OM SYSTEMのオーナーであればレンズ貸し出しサービスを使うことは可能ですが、メンテナンスパッケージを購入していれば通常より2日延長で30%の料金割引が適用されます。
今回のゴールデンウイークの長期貸し出しキャンペーンだと、通常のレンズ貸し出しサービスの料金で4/26~5/7(返却発送)の最長11泊12日のレンタルが可能、ということでした。
なお、貸出料金はレンズ受け取りの際に配送業者へ支払うことになってました。これは通常時とおなじですが、通常の貸し出しサービスの場合、メンテナンスパッケージ購入者はOM SYSTEMがピックアップサービスを手配することになっており送料は無料です。
しかし、今回のキャンペーンでは往復とも送料はユーザーが負担する必要がありちょっと微妙です。
とは思いながらも、申し込みの締め切りが4/17までということもあって、メールを見た4/14に申し込みました。
申し込みの流れ
申し込みは、貸出専用のwebページがあるわけではなく、問い合わせフォームに必要事項を記入して送信する方法でした。
貸し出し希望レンズ、希望期間などの必要事項を記入して送信すると、問い合わせ内容の打ち返しと、フォームが受理されたことを知らせる自動返信メールが来ました。
受信した自動送信メールに、身分証明の写真(免許証など)を添付して返信することで申し込み手続きは完了します。
ただし、手続きが完了しても、長期貸出キャンペーンは”審査”があるとのことで、貸し出し可否の連絡は後日連絡が来るとのことでした。
貸し出しサービスを申し込んだレンズ
最初に申し込んだのは、M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS & 2.0xテレコンバーターキットでした。
4/14に申し込み、4/15の15時過ぎに回答メールがありましたが、残念ながらM.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS & 2.0xテレコンバーターキットは予定数終了とのことでした。
他のレンズはまだ予定数に達していないとのことだったので、料金が高かったので第二候補としていた、M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO & 2.0xテレコンバーターキットを改めて申し込みました。
貸出開始日時と返却日時の希望を選ぶことができますが、今回は最長になる、4/26午前中受け取りで5/7返却発送の11泊12日としました。
4/16に受付の連絡メールがあり、審査があるとのことで結果は後日連絡とのことでした。
4/17夜に申請希望の通り手配が可能との連絡メールがあり、晴れてレンズの到着を待つだけの状態になりました。
貸し出しレンズの受け取り
借りたレンズは、M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO & 2.0xテレコンバーターキットです。
先に受信したレンズ貸し出し可能との連絡メールには、”日通航空が指定日に配達に伺います”、との記載がありましたが、通販などでは良くある発送連絡メールなどは無く、受け取り予定日の当日に配達事前連絡の電話が配送業者からありました。
とりあえず、予定通り4/26の午前中に受け取ることができました。
配達の方に支払った金額は15,180円(税込)です。結構高いですね。。。
内訳は以下の通りです。
基本料金:13,860円(税込)
送料:1,320円(税込)
レンズはパソコンポという日通の精密機械輸送のパックで到着しました。
プチプチをあけると中身はレンズキャップ、フードと本体でレンズポーチなどは無しでした。
レンズには純正のプロテクターフィルターが付いていました。
同梱物は説明書のコピーと説明書、返送時の書類、カタログでした。
レンタル用のレンズだと思われますが、フード部分に若干の擦れは見られるものの全般的にきれいなものでした。(中古だと美品クラス)
さすがにレンタル品、ということで、レンズ本体にはもちろんのこと、キャップの裏側にも管理番号の記載されたシールか張られていました。
11日間じっくり使うことができました。
M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO & 2.0xテレコンバーターキット
11日という比較的長い期間中、じっくり使い倒せるのですが、あいにく天気がわるい日が多く、持ち出して外出する機会が少なくなってしまいました。
しかしながら、使用日数が少ないながらも使用感、撮影結果は大変満足できるものでした。
M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PROはもともとレビューや巷での評判は大変良いので、撮影結果は良くて当たり前といえばそうなのですが、評判が良くても個人的に「?」となったケースもあるので、
ちょっと心配していましたが、今回は杞憂におわりました。
RAWだとレンズ単体の高画質さがあいまいになりそうなので、撮って出しのjpgで作例を載せてます。
オートフォーカス
レンズをカメラにセットしてみると、旅客機の音が聞こえたので、バタバタとベランダに出て撮ってみました。
マイクロフォーサーズなので画角はフルサイズ換算で600mm相当になり動体を追うのはかなりしんどかったですが、ピント精度は高く特に神経質になることもなく簡単に作例程度の絵があっさりと撮れました。
カメラ側のAF設定はコンティニュアスAF+トラッキングでした。カメラ側の性能も関係しますが、トラッキングから外れてもピントの復帰が早く感じました。
2倍のテレコンバータを付けると画角としては1200mm相当になり、開放F値も2段暗くなりますがAFが効きます。
テレコンを付けたときのAFは別のカメラでの経験もあって、あまりあてにしていなかったのですが、テレコンなしの時と大きな差異がなくAFが使えたのでちょっと驚きました。
動体に対してのAFについても十分使用できるものだと思いました。
手振れ補正
レンズ側の光学手振れ補正機能とカメラ側の手振れ補正とのシンクロ手振れ補正によって6段分の補正が働くとのことですが、本当にファインダー像がピタリと静止するので600mm相当レンズでの撮影が手持ちで可能です。
テレコンバーターを付けると1200mmになりますが、その気になれば手持ちで可能です。
テレコンバーターによる画質低下は、今回はそれほど顕著には感じませんでしたが、光線状態や被写体にもよるかもしれません。
光線状態ごとの描写
完全な逆光時の撮影はしていないのですが、逆光気味の状態での撮影でも破綻なく撮影できています。
露出がオーバー気味なので微妙な作例ですが、フレアなどは出ることはありませんでした。
順光状態だと全く不満のない、スッキリとしたいわゆる「ヌケの良い」描写です。このあたりはさすが短焦点レンズといったところでしょうか。
レンズ返却
連休前半と終了間際は天候が悪く持ち出して撮影はしませんでしたが、わりと満足できるまで使用できた感じがします。
送られてきたときの箱を使用して梱包し、返送時のチェックリストを同梱して宅急便の集荷を依頼して、5/7に返却発送しました。
返却された旨の確認メールなどは特になく、返却はこちらから一方的に送り付けるだけで完了、という感じです。
特になにも連絡がないので、問題なく返却されたのだと思っています。
まとめ
借りたのがM.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PROという、もともとレビュー等で評価の高かったレンズでしたが、高評価に偽りはない高性能レンズだと思いました。
中古でも値段が高いわけですね。
焦点距離300mmで画角としてはフルサイズ換算で600mm相当の超望遠の領域のレンズでしたが、このクラスのレンズにしては小型で比較的軽量の部類なので、特別大きなカメラバッグでなくても入れて持ち歩けると思います。
また、6段分の手振れ補正もあるので、三脚なしでも躊躇なく持ち出しできるのはいいですね。
マイクロフォーサーズの機動力が十二分に生かせるレンズだと思いました。
今回は、借りたのが高性能レンズで貸し出し期間もキャンペーンで長めだったこともあり、大変満足感が得られました。
他のレンズだったどうだったかな、などと考えたりもしましたが良いサービスだと思います。
個人的には(オイソレと買うことができないような)高性能レンズを借りるほうが高い満足度が得られるような気がしました。
またキャンペーンがあれば利用したいと思います。
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