先日の記事の、浴室の排水栓の修理に続いて、
今回は、洗面台の排水栓の修理です。
結論から言いますと、今回の洗面台の排水栓修理は(一時)断念して、たまたまamazonで見つけた後付けタイプの排水栓を取り付けることでしばらく様子を見ることにしました。
風呂の場合と同様に、交換部品の番号がわからず部品が特定できないこと、代替部品が見つからないこと及び部品交換修理がかなり大掛かりになるためです。
大掛かりな修理(ほぼ工事に近いかも)の割には、水栓の開閉がレバーでできるようになる、というたったそれだけなので、掛かる費用や労力に見合わないと思ったからです。
故障したところ
故障は、排水栓の開閉ができなくなった、というものです。
洗面台の排水栓は、使わない人もおられるのではないかと予想します(ワタシがそうです)。
洗面台のボール?に水をためるときに使うのですが、そもそも水をためることをワタシはほとんどしないので、開け閉めできなくなっていることに気づいたのは遅かったです。
レバーを引くと閉まって、押すと開くのですが、それをワイヤーで行っており、それが切れたか外れたかしたせいで開閉できなくなったのでしょう。
正直なところ、「またワイヤーか」と思いました。
ネットで検索すると、ワイヤー切れ、ワイヤーとレバーの取り付け部分の摩耗によりワイヤーが外れる、などの故障が結構多く見つけられます。
大半は後者(ワイヤーが外れる)の故障のようです。
ウチの洗面台を確認してみると、ワイヤーとレバーの取り付け部が外れており、固定部分の摩耗か経年劣化によって外れてしまったように見えます。
写真でみた感じだと、再度固定している部品をつければ元に戻りそうでしたが、壁との隙間が4cmぐらいしかなく、手が入らないのです。
部品をはめるためだけに、洗面ボールを移動させる必要があります。
洗面ボールの容器は、壁とシール材で接着されているため、それをいったんはがす必要があります。
作業が終わったら、再度コーキング剤でシールしなおすことになり、結構な手間がかかりますので、ちょっと様子見のためだけにボールをずらすのはちょっと大変です(結局してません)。
まあ、写真でワイヤーの固定部分の調子が悪いことは確認できました。
交換部品の調査
風呂の時のもそうでしたが、メーカ毎に微妙にパーツの形状が違っています。
排水栓などの水回りは規格化されていると思っていたのですが、全くといっていいほど異なっていてバラバラです。
「専用品」を使っている、ということで利益を得ているのでしょうけど、使う側からすれば迷惑甚だしいです。
単に水をためて、必要時に排水するために弁を開ける、という単純な機能だけなんですけどね。
見た目をスマートにするためなのでしょうけど、なんでわざわざワイヤーを使って凝った仕組みにする必要があるのか疑問です。
純正品
風呂の部品問い合わせの時についでに聞いてみましたが、返事は同じで、サービス対応の修理になるため部品番号は特にないらしいです。
商品IDから関連づけて、いろいろ検索して見ましたが、全く見つかりませんでした。
風呂の排水栓よりもバラエティーが多く、その割にはウチの洗面台に合いそうなものが全く見つけられませんでした。
そもそも、ウチの洗面台と配管形状が似ているタイプ(ワイヤーが伸びている配管がナナメ)は、旧ヤマハ製品では見つけられず、タカラスタンダードとかLIXIL(旧トステム)にありました。
タカラスタンダードも旧ヤマハ製品と同じく、部品のみの取り寄せはできなさそうで、部品の検索もネットではほとんどできませんでした。
LIXIL(旧トステム)は当該箇所の部品が楽天で販売されているのを見つけましたが、フランジの形状や弁の開閉ボタンの長さ、ワイヤーの端の形状など、微妙に形状が異なるように見えたので購入は保留しました。
こんな感じで、風呂の時よりも部品探しは難航し、現時点(2023/7/27時点)でも確定的なものは見つけられていません。
代替品
複数メーカが排水栓周りの部品を作ってるのが確認できましたが、いろいろ調べると、SANEIというメーカーが比較的バリエーションが多く、どれか当てはまるのでは、とおもって調べてみました。
結論としては、故障した部分を完全に置き換えられるかどうかはわかりませんが、SANEI H7722-38のワイヤー部分だけ使えそう、というところまでは確認しました。
確認、というか単なる見た目だけの判断ですけど。
使うのはワイヤー部分だけなのですが、ワイヤーだけは購入できないようなので、また関連部分を一式購入することになりamazonで7045円(2023/7/27時点)になります。
まあしょうがないといえばそうなんですが、どうも納得できない感じで、これも結局購入は保留しました。
たまたま見つけた既製品
排水栓がレバーで開閉できない状態で1年近くすぎているのですが、ポップアップ弁部分は良くゴミが溜まるので清掃する頻度が高く、結構くたびれてきてました。
弁部分のみは純正部品として販売しているので、ウチのものに合うものを探してましたが、結構なお値段であることがわかりました(約2400円~)。
かなり強気な価格設定です。まあ、純正部品ってこんなものですよね。
しかもほぼ同形状のものが、ほかのメーカーの部品としても販売されているので、やはりこの排水栓の機構は洗面台メーカーではなく、水回りの専門メーカーが作っているものだと予想されます。
などと、いろいろ妄想含めamazonを見ていると、洗面台ポップアップ排水栓、なるものが結構数多く販売されているのに気づきました。
ワイヤーなどは使用しておらず、弁そのものを押すことによって開閉させるもので、既存の穴の部分にポンっと置くだけで施工が完了します。
値段は幅がありますが、大体1000円近傍でした。
セール品で800円ぐらいのものがあったので、失敗してココロが痛む値段かどうか微妙なところですが、ちょっと試しで買ってみました。
(海外製の類似の製品が数多くあり、ワタシが購入したものは既に売り切れでしたが、同等の製品が別のメーカから出ています)
こんなやつです。
ポップアップ排水栓見た目
金属製でそこそこしっかりしています。
シリコンパッキンがたくさんついているので、多少の寸法幅は吸収できるでしょう。
取付け
既存の弁を取って代わりに置くだけです。
穴の大きさはメーカーによって違いはあるでしょうけど、ウチの洗面台の穴径は最大開口部45mm、配管部は38mmでしたが、ほぼピッタリ収まりました。
使用した感じ
真ん中の弁部分を押し込めば「閉」、再度押し込んで飛び出した状態が「開」で、簡単です。
漏れることなく、ちゃんと水がたまっている感じです。
押し込んで弁を開状態にすると排水されます。
後付け品なので、周辺に多少水が残るのは仕方ないでしょうね。
弁ごと引き抜けば完全に排水されるので、必要がある時はそうすればよいでしょう。
まとめ
結局ワイヤー部分の部品交換修理は一時断念し、たまたま見つけたポップアップ弁に交換して様子を見ることにしました。
たまたま見つけましたが、よくできていると思います。
これが故障したとしても簡単に取り換えできますし、価格も安いので今のところいうことありません。
強いていえば、ゴミ捕獲能力がちょっと弱いのと、完全に排水されずに弁周辺にちょっと水が残ることですかね。ワタシは気にしませんが。
あとは家族の反応次第かなと思っています。
本来の動作が可能なように治したいのは山々なんですけど、冒頭でも書きましたが、労力に見合った修理に思えないんですよね。故障個所も直った本来の機構もあまりにショボくて。
風呂といい洗面台といい、ワイヤーを使用したショボい機構のトラブルにしてやられた、という記録でした。
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