【丈夫? 長持ち?】モレスキン(MOLESKINE)の憂鬱

先日手帳向けにゴムバンドを別途購入してとても満足しました、という記事を書きました。

でも、そもそも手帳にゴムバンドがついていたら問題はないのです。
モレスキンという、高級な手帳(というかノート)は、ゴムバンドがある代表的なノートで、一時期ワタシも使用してました。

でもやめました。

なぜって?
理由は、意外とすぐボロボロになって長持ちしないからです。

本当は使いたいんです。それをお判りいただくため写真を追加しました。
でも長持ちしないからなぁ、という複雑な心境。

目次

長く使いたいのに。。。

モレスキンといえば、かのピカソが愛用していたとの宣伝文句でも有名なノートです。
そういうからにはさぞかし丈夫で長持ちするのでしょう、と思って買って使ってました。

最初はバイブルサイズのラージノートを購入し、主に仕事のノートに使ってました。
ハードカバーのノート自体使うのが初めてだったということもありましたが、予想以上に使い心地がよかったので、スケジュール管理もすべてモレスキン1冊でするようになりました。

1か月ごとのスケジュールを俯瞰(ふかん)的に見るためにQuovadisのビゾプランを併用していました。
モレスキンに1週間分の予定を、見開きの左側に書き出してその週を乗り切る、という感じです。
1週間以上先の予定を書かないようにすることで、その週のメモ書きに使えるスペースに制約がなくなるので無駄がなくページを使うことができました。

ラージサイズは3冊使いました。
左側に週のスケジュール、右側以降にメモを記載するスタイル(内容が微妙なのでぼかしてます)
1週間以上先のスケジュールは書かないのでメモ書きに使えるページが自在に可変

1冊目を使い終わって、2冊目を使用していたある日、以前の出来事を確認するために1冊目のモレスキンを開いたら、背表紙がパリッ、と割れました。

ラージサイズのノートはこういう感じで持ち運びしたいですよね。
こんな持ち方で。
その持ち方の結果、背表紙が割れるらしい。

よく使った証拠だと思ってテープで補強したりして保管してましたが、2年もたたないうちに、今度はあのトレードマークともいうべきゴムが「ビローン」と伸びきってしまいました。

伸びきったゴム紐。こんな姿を見せられるとちょっとショック。

。。。。。。。

こういうことが、1冊だったら、「ま、個体差かな」とも言えますが、こののち購入したモレスキン全てがことごとく同じ症状に見舞われました。

モレスキンって1,2年の耐久性しかないの?
そう思いながらもラージサイズに関しては3冊使用しました。

3冊目を使用し終わったころ、さすがに耐久性への疑問が沸き起こりました。

ラージノートの3冊のうち2冊の背表紙が割れてしまい補強しています。(両端の2冊)
ゴムバンドは3冊とも伸びています。

カバーの割れに関しては、特にひどかったのはソフトカバーのモレスキン。
スケジュール専用のものが欲しくなってA6サイズのダイアリーを使ったのですが、使ううちに表紙の皮にヒビ割れが目立つようになって、1年たたずに表紙はボロボロになり、最終ページの12月を待たずに使うのをやめてしまいました。

これは特殊例ですが、背表紙が割れてから、ほかの部分もぱりぱりと剥がれ落ちたもの。
本来は真っ黒のソフトカバーのスケジュール手帳です。

それでも補強して使う

背表紙の割れ

背表紙は手帳を持ち運ぶときにも手で一番触れる部分になるので仕方ないかな、と思い補強することにしました。
一時期、黒のガムテープとか使ってしのいでましたが、ガムテープも接着力に関しては耐久性がなく、こういう書籍など長期のものについては苦手のようです。

いろいろ探すと製本用のテープなるものが見つかり、これは適材とばかりに使用してみました。
かれこれ数年たってますが、いまだ問題なく使用できています。

モレスキンの保管には必須ですね。

ニチバンの製本テープ
裏面はシールでメモリが書かれている
背表紙を補強(補修)したモレスキン
ニチバン 製本テープ 50mm×10m巻 BK-506 黒

ゴムバンドの伸び

正直言って、これにはかなり幻滅しました。
モレスキンといえばというトレードマークの1つともいえるゴムバンドがこんなにチャチなものだなんて、本当に愕然としました。ワタシだけかもしれませんが。

これがないとモレスキンを使う理由の半分はなくなります(ワタシの場合)。
そこで思い切ってゴムを交換してみることにしました。

ゴム紐は表紙のスキンと一緒に糊付け固定されているので半ば分解に近くなりますが、外見に大きなダメージなく取り外すことができました。

交換したのは、ダイソーで買った黒の平ゴム紐です。
交換してから数年経過してますが、伸びる気配もなく良好です。
モレスキンのような歴史あるノートの代表的な機能のゴムバンドが、ダイソーのゴム紐より耐久性がはるかに劣るなんて、本当にショックです。

ダイソーの平ゴム紐と交換したモレスキン。ダメージ小とは言え、ゴム紐交換後はこのぐらいの補強は必要でした。
今手元に残っているA6サイズのモレスキンは2007年から使用
ゴム紐交換、背表紙補強などで今も現役
やっぱりちょっと痛々しいですね。。

個体差

製品として、ちょっと個体差が多いかな、というのがラージとスモール合計6冊(実は2冊ぐらい廃棄してますのでそれを含めると8冊。あれ、少ないですね。。)をのべ十数年使用してきた率直な感想です。
まあ年単位の違いなので、工業製品としては多少の差は出ても仕方のないところなのかもしれませんが、日本製の製品を基準にすると、ありえないぐらいの個体差というか製品ロットによる差があると思います。

写真は3冊のラージサイズのノートの見開き1ページ目ですが、紙の色や方眼の濃さに明らかな違いがあることがわかります。
ボールペンでの使用がほとんどでしたので紙質の違いに関してはそれほど気になりませんでしたが、万年筆だと差が出たのではないかと思います。試してませんけど。

手元にある3冊のラージサイズのモレスキンの中身。いずれも購入した年が異なりますが、方眼の濃さや紙の色が異なることがわかります。

ゴムバンドと並んでモレスキンの特徴である表紙裏のポケットですが、この部分についても耐久性に関しては個体差があり、ラージサイズの3冊のうち2冊は壊れてしまってます。

あると便利なポケットですが。。。
こう簡単に壊れてしまうと安心してモノを入れることができません。

まとめ

モレスキンを実際に使うまで、これまで紹介してきたようなことをあまり見聞きしたことがありませんでした。
ワタシがたまたまハズレを引き続けているだけ、という確率もゼロではありませんし。

モレスキンとワタシの相性問題なのかもしれません。

使いたいんですけどね、本当に。

手間暇かかる子ほどカワイイ、なんて言いますが、こういった実用品にこういった手間をかけるのはちょっと違うような気がします。

最近製造されたものはそんなことはない、ということもあるのかもしれませんが、なんとなく怖くて買う勇気が今のところありません。

しばらく情報収集して様子を見ようと思っています。

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