2023/4/15に退院することかできました。
しかしながら、脳梗塞は再発リスクが高い病気だと一般的に言われています。
つまり退院後の暮らし方によっては、再度入院するような事態に十分成り得るということです。
今回ワタシが患ったワレンベルグ症候群は延髄外側部が梗塞した場合に生じる症候群ですが、診断書などには比較的細い血管の梗塞であるラクナ梗塞と記載されていました。
そもそもこれってどういったことが原因なのか、退院後の外来の診察時に、急性期病院の主治医の先生に再度伺ってみました。
脳梗塞になった原因は結局何 ?
先生のお話では、MRIや延髄、心臓エコー検査の結果では、血管内にプラークが生成されていたり、といった動脈硬化の兆候が明らかに見られた、ということはなく、画像診断からは血管に異常が確認できなかった、そうです。
仮に造影剤を使用した血管内の検査を行ったとしても異常を見つけることは難しいとのことでした。
つまり現在の(病院が有する)装置の解像度では見えない細さの血管が詰まったということかなと思います。
病院のWebページではMRIとか、最新で高出力の、、、とか結構宣伝していたような気がしますが、まあ、被写体を直接デジカメで撮る、というようなものでなく、間接的な投影写真のようなものなので仕方ないのでしょうね。
梗塞する箇所に関しては遺伝的な要素が関係する可能性は殆どないとのことでした。
ただし、梗塞の原因が動脈硬化又はそれと同等の原因によるものだとすれば、その要因になり得る高血圧、脂質異常や高血糖値は遺伝的な場合もあるので、間接的には遺伝的な要素になるとは言えるそうですが、そうなるとむしろ生活習慣の方が影響は大きそうですね。
所謂寿命でお亡くなりになった人の約10%に椎骨動脈解離の自然治癒痕が認められた、といった報告があるそうです。
つまり脳梗塞の多くの原因と考えられてている解離性脳動脈瘤の全てが、くも膜下出血や脳梗塞を起こすわけではなく、解離性脳動脈瘤を持っていても無症状で天寿を全うする人が相当数いる、ということですね。
再発予防できるのか ? その対策は ?
脳梗塞の要因やこれまでの暮らし方など、いろいろ考えていると、では予防って、結局何をどうすればいいの ?、と思ってしまいますよね。
今のワタシはまさにそうで、入院中からそのようなことばかり考えては(ネットで)調べて、また考えて、ということを繰り返しています。
とりあえずは、病院から処方された薬を飲んで、適度な運動をして、カロリーや塩分コントロールされた食事で過ごすようにする、というぐらいしかないのかなと思っています。
でもこれって、薬の種類が増えたぐらいで、入院前後で大きく違わないので、本当にこれでいいのか? と、日々疑問に思いながら過ごしているのが実態です。
薬
主治医の先生によれば、現状処方しているバイアスピリン(所謂血液サラサラ薬)が、強いて言えば予防薬といえる、とのことでしたが、結局今回の梗塞のメカニズムが明確ではないので、保険みたいなものかもしれません。
高血圧に関しては入院前から降下剤を飲んでコントロールしていたので、これはそのまま継続ということですね。特に降下をもう少し大きくするとかもなく、入院前と同じ薬が処方されています。
脂質異常(高LDL)に関しては、入院前にも数年にわたり定期健診で指摘されていましたが、高いといっても制限値を大きく超えているわけではなく、ほぼボーダーに近い程度で、毎年、様子を見ましょう、で済んでいるものですが、入院後は薬で低下させることになり退院後も継続していますが、本当に予防になっているのか疑問に思っています。
食事等の生活習慣
血糖値に関しては、特に投薬などはしていません。
血糖値に関しては、脂質異常と全く同じ状態で、ボーダー近傍なので毎年警告を受けていましたが、取り立てて具体的な治療を行う段階までには至っていませんでいた。今回急性期病院入院中に栄養指導があり、なぜかその直後から糖尿患者用食事になり回復期病院では転院時からずっとそうでした。
回復期病院では、1か月弱の期間にわたって朝食前と夕食前に血糖値測定がありました。
空腹時血糖値に関してはほぼボーダー近傍でしたが、ヘモグロビンa1cがボーダーよりちょっと高めということで、病院ではほぼ糖尿病患者の扱いを受けていました。インスリン投与が必要までではないものの、食事療養は必要と、いうことでした。
入院前の食事や生活習慣で、めだって、これが(高血糖を引き起こす)原因だ、とかいう指摘も十分ないまま、とりあえず塩分とカロリーコントロールして血糖値測っときますか、的な対処療法が入院期間中の2か月弱行われていました。
食事に関しては退院後も、まあ味としては病院食よりは正常化されはしましたが、カロリーや塩分コントロールに関しては継続している状況で、正直ちょっとひもじい感じです。(なので御座候買って食べたり。。。)
血糖値に関しても、ここまでして本当に予防になるのか?と疑問しかないのが現状です。
嗜好品としては、タバコ(手巻きの紙巻)は吸っていましたが、ヘビーというほどではなかったと自覚しています。まあ入院と同時に強制的に禁煙状態になり、今も特に吸ってないので、このまま吸わずに過ごすのかなと思ってます。
吸うと血管が収縮するので、まあ良くはないのでしょう。加熱式タバコならいいでは?とかいう話もネットで見かけましたが、もともと加熱式タバコには興味がなく吸う気もないので、もお吸わなくていいかなと思ってます。
酒に関しては、まあ、飲んではいましたが、毎日ってわけでもなかったので、これもどうなんでしょうね。
栄養指導上ではビールであれば、1回350ccが限度だとか。まあそれと比べると3倍近く(500cc×2本)は飲んでいたことになるので、まあ飲む場合は少なめに、を意識してゆくことになるのでしょう。
なお、退院してからは、週1回ビール350cc缶1本程度は復活しました。タバコないし、食事も制限されてるしで、これぐらい勘弁して、という感じです。
あと、おやつですかね。これは結構食べてたのかもしれないですが、体重、体脂肪率としては平均を下回っている(どころか痩せてる、と言われる)ので気にしてませんでした。血糖値高い原因はこれ、なのかもしれないですが、これもどぎつい量を食べていたわけではないんですよね。
所謂間食の時間帯に食べるのではなく、3度の食事直後に少量なら許容できるらしいので、これは守ることになりますかね。
晩酌に関しても似たようなもので、ワタシの場合、夜中に飲み始めることが多かったのは確かで、それは栄養面でも睡眠的にもよろしくない、と、若干強めのダメ出しを受けました。飲むなら食事中か直後に、ということみたいで、これも拝承、なんでしょうね。
これでいいのか?
服薬に関しては、副作用が出ているわけでもありませんので現在も続けています。
量が増えたので飲んだかどうかわからなくなることがあるので、薬のシートに日付を直書きしています。
食生活に関しては、未だ納得できておらず、これでいいのかと疑問ありの状態です。
ただ、実際に脳梗塞になってしまったので、ワタシはツベコベいう資格はないのですが。
〇〇制限食とか言う食事の多くは、栄養面バランス(コントロール)としては成立しているのかもしれないですが、料理としては成立しているようには思えないんですよね。
だって、味しないし、多くの場合カロリー制限とセットなので空腹感もいまいち満たされないしで、内心なんだか毎日ひもじく感じています。(正当化しようとしてますが)御座候の買い食いはストレス発散です。
どうなのChatGPTさまは ?
試しに、最近流行りのChatGPTに意見を聞いてみたら、同意はしてくれましたが、優等生な回答を提示されました。
ワタシ: 病院などの食事は栄養管理の観点では成立しているけど料理としては成立していないとおもうんだけど
ChatGPT: 確かに、病院や介護施設などで提供される食事は、主に栄養管理の観点から設計されています。これらの施設では、患者や利用者の特定の栄養ニーズや制約(アレルギー、嚥下困難など)を考慮しながら、バランスの取れた食事を提供することが重要です。
ただし、栄養管理が主な目的であるため、その食事が一般的な意味での「料理」として楽しめるかどうかは個人の好みや期待によります。栄養バランスが考慮され、食事の栄養価や摂取制限が適切に管理されているかも重要ですが、個々人の味覚やクリエイティビティに対する要求には応えられていない場合もあります。
病院や介護施設では、患者や利用者の健康を最優先に考えていますので、特定の制約があることが一般的です。例えば、塩分や糖分の制限、消化や嚥下に関する制約などがあります。これにより、料理のバリエーションや風味が制限されることがあります。
したがって、病院などで提供される食事は、栄養管理の観点では成立しているかもしれませんが、一般的な意味での「料理」としての楽しみや満足度は制約される場合があります。そのような場合でも、栄養バランスを重視しながら、より美味しくなるように工夫された食事や、利用者の好みや制約を考慮した選択肢が提供されることが望ましいです。
だそうです。
まだ悩みは続きそうです。
コメント