久しぶりの偏頭痛に悩まされた件。

タイトル通りですが、本当に久しぶりに寝込んでしまうほどの痛みでした。

でした、と書いているので、まあ、現在は収まっているのですが、まだちょっとくらくらする感じで、ぼーっとしている状態です。

梅雨の時期には気圧の関係なのか体調崩す方が多いのではないかと予想しますが、ワタシの場合は偏頭痛に悩まされる日が多くなる時期でした。

過去形なのは、50歳過ぎてからはそれほど偏頭痛になることがなかったのですが、タイトルのようにまた悩まされてしまいました。ある程度の年齢になってもなるときにはなりますね。

目次

偏頭痛の履歴

ワタシの偏頭痛歴は長く、中学生ぐらいから、頭痛薬を常備携帯していました。中学生時代はノーシン、高校生以降はバファリンを使用していました。

学生時代は頻度としてはそれほど多くなかったのですが、就職してから30代、40代にかけてはかなり苦しんだ記憶があります。

苦しんでいた当時(1990年から2000年ぐらい)は、偏頭痛に関しての情報や治療に関しては今ほど発達しておらず、特に治療に関しては市販の頭痛薬のみが頼りでした。
飲みすぎて耐性が付いてしまったのか、効きが悪くなり、説明書に書かれている使用量を超える量を飲んだりして耐えてなんとかやり過ごす、のが精いっぱいでした。会社も頭痛で休暇取得したこともしばしばありました。頭が痛いと本当に使い物になりませんしね。

偏頭痛のいいところ?は治ってしまうと結構けろっとして、どこが悪かったの?といわれるほど元に戻るところです。
これが逆に仇となって、片頭痛で休暇して収まって復帰すると、何事もなかったかのような状態なので、「単にさぼってただけじゃないのか?」とか思われてないか、とか思った時期もありました。
最近では、そういうことはないと思いますけど。

治療薬の進化の恩恵

30代後半だったと思いますが、海外では認証されていた片頭痛治療薬が日本でも認証されたというニュースを知りました。2000年ぐらいだったように思います。

それまでの薬は、ちょっと痛いかな、というぐらいから飲まないと全く効きませんでしたが、新薬は痛くなってからも、飲んだ直後に効きはじめ、数分で痛みが収まり、あまりの効き目に感激した記憶があります。

名称はイミグランという薬で、トリプタン製剤と呼ばれるものでした。

市販薬ではなく、処方箋が必要な薬だったので、近所の小児科にお願いして出していただいた覚えがあります。以後はその小児科の紹介で新たに開業されたクリニックへ通うようになり、薬を処方していただけるようになりました。

トリプタン製剤は数種類あり、即効性があるけど持続性が少ないもの(イミグラン)、即効性がやや劣るが持続性のあるもの(ゾーミッグ、レルパックス)、即効性と持続性もソコソコあるもの(マクサルト)があり、ワタシは即効性を求めることが多かったのでイミグランを処方していただいたことが多かったですが、しばらくしてゾーミッグに変更し、最終的にはマクサルトを処方していただいてました。
ゾーミッグとマクサルトには口腔内崩壊錠という水無しでも飲める錠剤があるので大変便利でした。

(2023/12追記: さらに「アマージ」とい製品も出てました。持続型のレルパックスに近いようです。)

愛用していたマクサルト。ケース入り。

偏頭痛はひどい場合、嘔吐してしまい薬を飲めなくなってしまうことが多々ありました。

そういった状況で即効性を求める場合は、イミグランの点鼻薬や皮下注射に頼ることが多かったです。
点鼻薬は通常の飲み薬と同様処方箋が必要ですが購入して使用します。
皮下注射に関してはこれは病院で注射してもらう他に、自分でできる自己注射もあり、ワタシは自己注射(処方箋は必要です)も購入していました。これは本当に良く効きました。

イミグランの自己注射キット(最終手段です)
専用注射針と注射液のアンプル
注射液のアンプル。これで2回分です。

こんな特効薬であるトリプタン製剤ではありますが、市販しておらず処方箋必要であることと、価格がネックでしょうか。保険を適用しても1回分1000円近い金額には購入することを躊躇します。

処方していただいていた当時は何物にも代えがたいとして、結構な回数分を購入していましたが、頻度的に少なくなっている今はどうしようかなぁと思ってるのが実態です。

今後の対策

今回は結局、消炎鎮痛剤のロキソニンで何とかなりました。ロキソニンは、ランニングを始めてからは、もっぱら足腰の痛みの緩和に使用することがほとんどだったんですけどね。

偏頭痛に苦しんでた年代では結局、予防策といわれるものは結構やってはみたもののあまり効果があった、といったものはなかったような気がしています。

今回はこれでなんとかなりましたが、使いすぎると耐性が出てしまうのか心配ですね。

当時(20年ぐらい前)の医者の話では、片頭痛は大体30~40代がピークなのでそれ以降は徐々に減っていくから大丈夫、とか言われました。
確かに56となった今は、頻度としては40代に比べて激減したと言えますが、予防できるのであればしたいところです。

今のところ、高血圧の治療のため降圧剤を飲んでおり、たまたまそれが偏頭痛の予防にも役立っている感じです。ただ、万能ではないので、なるときにはなるし、なにか策があればいいんですが、また初心に戻っていろいろ調べてみようと思った日になりました。

現在(2023年時点)では片頭痛を専門的に見ていただけるクリニックや病院も数多くなり、ワタシが片頭痛に苦しんでいた20数年前に比べると治療環境としては格段に良くなっていると思います。

もし片頭痛でお悩みがあるようでしたら、一度専門的なクリニックで相談されることをお勧めします。
ワタシの場合は、関東在住時には近所の小児科でたまたま良いめぐりあわせで(トリプタン製剤)薬を処方していただけるようになりました。

神戸に来てからはwebで探して見つけた西宮の偏頭痛専門の山口クリニック(http://www.ycl-i.com/)でいろいろお世話になりました(大変丁寧に診察や投薬に関して相談していただけました。院長先生はワタシが通っていたころから代わられたようですが)

偏頭痛がひどかった当時に良くお世話になった「頭痛大学」(Webページです)。
まだ更新されてるようです。またお世話になります。
http://zutsuu-daigaku.my.coocan.jp/

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