退院後の服薬や食生活などの、所謂生活に関しては記載したので、
今回は退院後のリハビリに関してまとめておこうと思います。
リハビリの継続
急性期及び回復期病院の入院中は、与えられたプログラムをこなすことが中心で、自己啓発的なリハビリは、よほどの時間のある時にしか実施していませんでした。意外と時間がなかったということもありましたが。
退院後は自分で実施継続してゆく必要があります。現状(退院して2か月弱)では、退院直後と大きく進歩した、と感じているところは実態としては特にありません。強いて言えば、タンデム歩行の成功率が若干高くなっているかな、といった程度です。
要素的な動作と総合的な動作
タンデム歩行を例として挙げましたが、片足立ちなどの動作は、所謂要素的な動きに属するものだと思っています。
一方で総合的な動作とは、実際に屋内外の道での歩行や、車などの障害物へのいったん立ち止まったり、歩行速度を速めたり小走りしたりなど、複数の要素の組み合わせ的な動作のことで、これに関しては退院前後で大きく異なる部分だと思っています。
病院では、コロナ禍だったということもあって、リハビリを行う空間がほぼ室内に限定されており、空間としては毎日同じです。
つまり、どこに行くにはどれだけの距離があるとか、道(廊下)の幅はどのぐらいかとか、混雑具合などはほぼいつも同じです。つまり空間そのものに段々慣れてきてしまうのです。
一方、自宅及びその周辺は、居住年月としては年単位で入院生活よりは比べるべくもなく長いですが、時間帯による明暗、車や人通り、工事の有無、登下校の学生さんたちの通りなど、時々刻々状況が変化し、その変化に瞬時に対応する必要があり、かなりしんどいです。
しんどさについてはある程度は慣れでこなせられるようになるのでしょうが、ランダムに起こる状況へ都度対応するので、なかなか大変です。
結局は要素的動作をさらに向上させること
先述のように、退院すれば、生活においては病院と異なり種々の状況がランダムに出現し、それに対応してゆくので、生活そのものがリハビリだと思っていたため、要素的な動作に関しては入院中ほど時間をかけては訓練していませんでした。
体幹トレーニングためのゴムバンドや長友さんの本などを入院中にスマホで発注して、自宅から病院へ持ってきてもらったり、退院当初はバランスクッションやバランスボールなど購入して使ってはいましたが、退院後に関しては、それほど時間をかけて使用していませんでした。
しかしながら、環境が変わっても、要素的な動作能力が向上しないと、総合的な動作もあまり向上しないのかなと思うようになり、ある程度時間をかけてトレーニングするようにしています。
どの分野でも良く聞く話ですよね~、結局基本が重要だということか、と理解しています。
ランニングとリハビリの微妙な関係
他の記事でもいろいろ書いていますが、入院前からランニングは趣味や健康維持の一環として実施していましたので、退院後も頻度や1回あたりの距離などは控えめながらも再開しました。
回復期病院での後半は10分程度でしたがトレッドミルを使っていたこともあり、比較的すんなりと再開できたとは思っていますが、やはりトレッドミルと実際に屋外を走るのは異なりますね。
屋外なので当然、車や歩行者などを回避したりの動作も時折加わるので、そのたびにフラフラしたり、気を遣うことが多くなって疲れも大きいです。
まだバランス感覚が十分回復していないせいなのでしょうか、走り始めや、停止状態から走り出したりしたときなど、大きく動作が変わるときには、眩暈も手伝ってなのか、かなりふらつきます。(たまにコケそうなぐらいふらつきます)
こういうのは、毎回走っている時間が経過するうちに慣れてゆくもので、これ以上改善しないものなのか、単にバランス感覚がまだ回復途中のせいなのかちょっとわかりません。あるいは眩暈が根本原因なので、眩暈が治らないと治らないものなのか。もしそうだったらちょっと厄介です。
ランニングに関してはこんな感じなので、ランニングがリハビリ、というよりは、現状では要素動作リハビリの確認のような感じです。
ほかにもっと効率的なランニングのリハビリへの取入れ方法があるのかもしれませんが、現状まだ調査中というところです。
筋力維持にはなるので当面は続けますが、疲労がたまってやめたーっ、とならない様にしないとですね。もうトシですから。
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