故障したLIXIL(旧トステム)製CAZASの電動サムターンを交換した件

ここのところ、家の故障個所の修理をまとめて行っているみたいですが、今回は玄関ドアの電動サムターンユニットを交換した件です。

(2023/12/17改定) 遅くなりましたが、交換した部品の取説の写真を付けました。

電動サムターンだけが故障しても、受信機もセットで交換しないと結局また故障するようです。

2023/12/24に追加記事を作成しましたのでご覧ください。

なお、両記事共にDIYを勧めるものではありませんのでご了承ください。

目次

玄関電動キーの故障

ウチの玄関ドアはLIXIL(旧トステム)製で、CAZAS(カザス)と呼ばれる専用のカードキーで開閉できる機構を持ったものです。その電動開閉機能が故障していたのを修理した、というか交換しました。

故障したのは、実はかなり前(2020年ごろ)で、なんか調子悪いな~、という期間がしばらくつづき、電動では解錠(施錠も)できなくなりました。

電池の消耗が結構激しいシステム(しかも単三電池8本も使う)なので、当初は電池交換で直るかと思ってましたが、電池交換では直らず、どうやら壊れたようでした。

正常時は、カードをかざすセンサー部分にあるボタンを押して、カードをかざすと「ピっ」と音が鳴ります。

そして「ヴぃーん、カタっ」とモーターが回る音がして解錠します。

その「ヴぃーん」という動作音がいかにも頼りなく「ヴぃ~ヴぃ~ヴぃ~、、、、カタカタ」となり、頑張って動こうとしているのはわかるのですが、結局解錠できずに「ピッピッピッ」と電子音が鳴るばかりの状態でした。

電動キーとは言いながら、開閉する機構は単にサムターンをモーターで回転させるだけのものなので、回転系がちょっと引っ掛かっているのかなと思って外してみたりしましたが、結局わからず放置してました。

カードを使用せず、通常の鍵を使えば施錠や解錠はできるので、面倒ではありましたが、それでいいか、と思ってそのまま電動キーを使用せずにいました。

修理までの経緯

確認してみました

故障してから、まずは何が悪いのかの確認のため、サムターンユニットを外してみました。

ただ、外して開けてみたところで、内部はモーターなどの回転部分とちょっとした電子回路がある程度で、見た目では何が悪いのかは全く判定できませんでした。

多少回転部分が引っ掛かるかな、という程度の違和感はありましたが、これといって悪いところは見当たりませんでした。

写真は故障して取替得た電動サムターン部。左が旧(故障)、右が新。見た目では故障の有無はわかりません。
(白い部分の内部はプラスチックのギヤが入ってますが、開けて見ても異常があるようには見えませんでした。)

部品探し

ウチのドアは、旧トステム(現LIXIL)のフォラードというシリーズで、鍵部分はMIWA製です。

LIXILのWebサイトを調べてみると、適合すると思われる電動サムターンは部品として売られていました。しかし基本的には業者さん向けで、個人に販売してくれるかどうかは不明でした。

ネットで検索してみると、販売している店舗がありました。元々が業者さん向けにしか販売しない部品で返品不可のため、買うのはちょっと躊躇しました。

2個1組で約42,000円という値段もあって、故障当時は購入をためらったまま今に至っていました。

やっぱり購入

ここにきて購入したのは、ウチも気が付けば築10年を超えており、風呂、洗面台など(10年経たずに)いろいろ故障箇所が出てきたこともあり、まとめて修理してしまおうか、となったためです。

玄関に関してはコスト面もありますが、そもそも、カードキーの復旧要望も強くなかったので特に修理をせずにこれまで過ごしてきてました。

しかし、改めて家族に確認すると、意外にもカードキーの要望が強かったのが(今更ながら、、)わかりました。

また、カードキーで電動施錠すると、上下2箇所の施錠が1度のタッチで済むこともあり、結構役立っていたことも要望が大きかった要因のひとつでした。通常のカギだと上下2箇所の施錠/解錠操作が必要になるので。

というわけで、3年越しで漸く部品を購入して交換することになりました。


交換修理

届いた部品はも外見は当然ながら同じ、中身も同じような感じでした。

届いた新しいパーツ。2個一組。このほかに1枚ぺらの施工説明書がついてました

ヤマハ(現トクラス)浴室のポップアップ排水弁の部品の時もそうでしたが、基本的に取説は付かない、という注意書きがありましたが、今回も説明書は付いてました

若干改良されてたりして変わっていることも多少期待しましたが、そういう部分はほとんどないのでしょうね。

部品を交換すればいいだけの修理なので今回も簡単でした。

使用した工具はプラスのドライバー1本だけです。

縦位置の中ほどに1箇所あるカバーを外せば取付ネジが見えるので、それを外せば外れます。

配線を外して、新しい部品のものと交換して再度取付ければOKです。

上下2か所交換すれば完了です。

縦位置中ほど左右2か所にカバーがあります。
カバーを外してその中に見えるねじを外せばユニットが外れます。
あとは配線を外して新しい部品と繋ぎ変え、元通りに取り付ければ完了

回復しました

電池を入れて試してみましたが、問題なく作動し、施錠も解錠もできました。

念のためウチにあるカードキーを再登録しなおして、通常使用となりました。

ここ数年は物理的な所謂カギで施錠/解錠していたので、それに慣れていましたが、ボタン押してカードをかざすと上下2か所同時に施錠/解錠するのはやっぱりラクですね。

もうちょっと早く治しておけば良かったかな?

でもこの部品で4万はちょっと高いですねぇ。

カギなのでしょうがないのかもしれませんが。せめて半額ぐらいを希望します。

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コメント

コメント一覧 (6件)

  • 同じような症状で5年位放置してました。うちは6年目で壊れました。
    直ぐなおそうと思っても部品なかなかこないし高いし。鍵で開くし。
    子供が大きくなりやはりカードキーとおもい調べたらここに。
    いろいろ勉強になりました。
    追加記事も合わせて助かります。
    他にも壊れた案件が多いのでコール出てないのが不思議。
    新しく変えてまた壊れるんかと思うとカザス以外にした方がいいのかもと思ってみたり。
    今後いろ色々参考にさせて頂きます。
    有難うございました

    • ありがとうございます。お役に立てて光栄に思っています。
      この記事へのアクセスが結構多く、同じような故障の方が多いのかなと思ってましたが、やっぱりそうなのですね。
      故障のきっかけ自体はおそらくサムターンの回転系の(グリス劣化とかの)不具合なのでしょうけど、本当にちょっとしたことで簡単に壊れるんだなと未だにちょっとショックが尾を引いてます。
      カードキーに慣れてしまうと鍵の持ち歩きや施錠開錠が本当に面倒になってしまいますよね。
      次また故障したら、同じ修理をするかドアごと交換か悩むところです(金額的に考えると修理することになると思いますけど。)。

  • いろいろな情報ありがとうございます。参考にさせていただきました。
    我が家は13年で電動サムターンの動きが悪くなり、カードで閉めようとするとピピピピが連続するようになりました。
    4万円強はちょっと高いので、モータの回転でサムターンを回すギアが入っている白いプラスティック部分を分解して、グリスアップしようとしました。
    4すみのネジが特殊ネジだったのはマイナスドライバーで外せたのですが、出力の+キーのネジ?が回るのに緩まず分解はあきらめて、ギアが入っていそうなところにφ2mmの穴を開け、グリススプレーを吹き込みました。
    まだ、1ヶ月ですが普通に使えています。次回、よろしければお試し下さい。いかなる責任も取れませんけど。

    • コメントいただきましてありがとうございます。
      グリスアップで持ち直すのですね。
      次回動作が怪しくなったら試させていただきます。
      コントローラ側のICへの負荷があまり長期にならないように早めに対処(グリスアップ)するのがよさそうですね。
      ありがとうございます。

    • 我が家も皆さんと同じような症状がでており、自分で修理出来ないかと検索しておりここに行きつきました。
      グリススプレー吹付用穴開けですが・・・・どんな感じで穴あけされたのかご教授頂けると有難いです。

      • モカくん さま
        横から失礼します。
        当ブログへお越しいただきましてありがとうございます。取り外した電動サムターンを分解してみました。
        記事にしてみましたので穴あけをされる際のご参考にでもご覧ください。

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