レース経験やタイムに関しましては「にわか」の域を出ていないのですが、ランニング(というかジョギング)は、2015年9月ぐらいからを初めたので9年近く続いている趣味になっています。
これまで数多くのシューズを履いてきましたが、買って失敗したというものから、これは当たりだったというものまでいろいろあります。
ワタシの場合、だいたい購入価格は10,000円前後で、高くても2万円未満のものばかりです。
ですので、必然的に旧モデルを買うことが多いのですが、なにかの参考になるのではと思い、これまでの記事のうち、ランニングシューズのレビューのようなことを書いてた記事をもとに若干追記してまとめてみました。
シューズ選びの情報の足しになれば幸いです。(ほんとに最近いろんなシューズが出てますよねぇ、、、。)
ざっくりとした選び方
シューズの選び方について、結論から申し上げますと、、、、
- あまり初心者向けという名の安いシューズは買わない方が良い
- 価格帯としては、型落ちセールなどの値引き後を含め約1万円近傍のものが結局コスパが良い(と思います)
- 各メーカーが出している(何世代も続いている)いわゆる定番シリーズものはハズレは少ない(ハズレが無い訳ではない)
という感じです。
つまり、シューズに関しては、よほどのこと(メチャクチャ安いとか)でない限り、冒険しない方が無難だと思っています(私見)。
続くかどうかわからないから安いもので、という考え方もやめた方がイイと思っています。
ワタシもランニングを始めてから1年程度の頃は、3000円台のシューズを買ったりしましたが、もうちょっといいものを買ってた方がかえってコスパが良かったかも、と思って今は後悔しています。
安いシューズの特徴は、すぐ壊れることです。
特にかかとの内側。ワタシの場合2か月程度で中のスポンジが出てくるようになって、走れるような状態ではなくなりました(普段履きにはかろうじて使える感じ)。
一方で、アウトソールはあまり減っていないので、まだ使えるかなって錯覚してしまいがちですが、かかと部分がおかしくなったら、けがのもとなので使うのはやめた方がイイです。
かかと部分は結構負荷がかかる所で、履き心地や走り方にも影響する重要な部分なので、かかと部分には(割と目立つソール部分よりも割合として)コストがかかっています。逆に言うとかかと部分のコストを下げると安価なシューズができるということです。
また、新作とか新シリーズといったものは、最近では価格からしてもかなり高額のものが多いので、最初のシューズとしては避けた方が良いと思います。特に、最近の流行り(2020年以降?かな)のカーボンプレートが入っているようなガチレース用のシューズは、そのシューズ用の走り方をしないと効果が発揮できませんので、ワタシのようなサブ4程度のタイムをウロウロしているなんちゃってランナーにはほとんど無縁だと思っています。
おすすめシューズ(かなり主観的です)
NIKE Air Zoom Pegasus
2024年10月現在では41ですが、ワタシは37を履きつぶし、現在39を使っています。いずれも1世代前となるタイミングで価格が下がった時(ナイキはタイミングによってかなり価格が下がります)に購入しています。
いわゆる定番シューズの中では、比較的早い段階で厚底化したシューズだと思いますが、厚底の火付け役だったNIKEのものだけあって、無難なシューズという印象です。
それまでは、ASICS、Mizuno、Adidasと履いてきてましたが、モデルチェンジのたびにガラっとキャラクターが変わってしまうことに、個人的にはちょっと不満でした。そんなところに目に留まったのが、Air Zoom Pegasus(37)でした。
厚底化しているといった変化はあるものの、全般的には先代からの正常進化と呼べる程度のモデルチェンジを繰り返しているシリーズで、基本路線は変えていないことに好感を持ったことが購入のきっかけでした。
実は、購入して初めて履いて走った第一印象はあまり良くなく、やっぱりちょっと「着地した時にかかとがぶれる感じ」がしたのですが、履き始めた当時(2021年頃)は足裏全体で着地するような走り方に変えようとしていたこともあって、次第にそれほどブレを感じることもなくなりました。
寧ろ厚底らしいクッションの感覚が気持ちよくなり、当時まだ併用していたソールが薄めのadizero japan5を履く頻度は激減しました。
多少慣れは必要かなと思いますが、特にこのシューズだから、という走り方が必要になるほどではないですので、初めてのシューズとして購入しても良いのではと思います。
New Balance FuelCell Propel v4 LB4
セールで安かったから、というだけで購入したものですが、良いシューズだと思います。
現在(2024年10時点)は、ランニングの時は、ほぼこればっかり履いて出ています。
NIKE Air Zoom pegesusと同じ系列かなと思いますが、New Balance FuelCell Propel v4 LB4はカーボンではないですがTPUプレート(TPU:Thermoplastic Polyurethane (熱可塑性ポリウレタン))が入ってたり、つま先が上向きになっていたりとプレート入り厚底シューズのキャラクターが前面に出たシューズになっています。
とはいえ、プレート入り厚底シューズとしては入門用といった感じなので、プレート入りシューズのキャラクターとしてはマイルドなのではないかと思います。(カーボーンプレート入りのシューズは履いたことないので知りませんけど。。)
このシューズ、初心者向けだとは思いますが、多少ペースが速めのほうがシューズのキャラクターが生かせるような気がします。かといってLSDのようなペースでは使えないわけではなく、そのあたりはユーザー層を考えて作られている感じがあって、よくできていると思います。
薄底シューズとか、ごく平凡なランニングシューズを履いて走った後にこのシューズで走ると、まるで走力が上がったかのような感覚になれる(個人差あり)ほどよく走れるシューズで、レースにも使えるように思います。
おすすめです。(2024年10月現在ではFuelCell Propel v5が最新)
on cloud
初代と2代目しか履いてませんが、延べ4足履きつぶした隠れお気に入りシューズです。
過去に出た3回のフルマラソンレースのいずれもこのシューズで出ました。(サブ4もこのシューズで達成)。
見た目の第一印象は、なんかチャチでヤワな感じ、というネガティブな感想でしたが、プロランナーの岩本能史(のぶみ)さんのブログをみてからonに興味を持ち、買ってしまったシューズです。
見た目とは異なり、剛性感が高くクッションも良く効いていて、履いて走った直後に大変良い印象へと変わりました。
中空のクッション(通称ちくわ)がポイントで、着地の際に(ちくわの)つぶれる(変形する)のが進行方向の一方向になるので、足が左右にぶれずに負担がかからずパワーのロスも少ない、というのがウリですが、実際に履くと確かにその効果が(シロートランナーのワタシでも)実感できました。
2代目になってラスト(足形)が変わったのか、初代に比べて格段に履き心地が(ワタシにとって)悪くなったので、2代目から最新のものは履いてませんが、とても良いシューズだと思います。
試し履きというか足入れできるところでフィッティングしてからの購入をお勧めします。
現在持っているcloudは初代で、今はランニングには使ってません。
現在onのシューズでランニングに使っているのはCloudswiftです。cloudよりやや重めですが、履くと軽く感じ剛性感とクッションはcloudより良好と感じるシューズです。
今となってはちょっと古めのシューズ
過去に履いたシューズの感想、というレベルのレビューですが、一応ご参考ということで書いておきます。
もし、まだ在庫処分とかでお安い価格で購入できそうなのでしたら買ってもイイかなと思います。
Adidas adizero japan5
今となって(2024年10月)はかなり古いシューズですが、当時はスタンダード的なシューズだったと思っています。レースでも使えるシューズですが、日々のランニングにしか使ってませんでした。
さらに前世代のadizero japan boost3は結構好きで2足持ってました。(既に退役済)
adizero japan5の世代は、今の目で見れば「薄底」シューズになってしまっていますが、クッションが柔すぎず硬すぎずの程よい加減で、今でも問題なく使用可能だと思います。ただ、同じ価格帯でより高性能なシューズが買えるので、在庫処分価格であったら買ってもイイかなってところですね。
adizero japanシリーズはまだ続いているようですが、厚底になってからキャラクターがガラッと変わったとの評判多く、あまり冒険したくなかった頃でもあったので、5を最後にadizeroシリーズは購入していません。また縁があれば購入してみようかなと思ってますけど。
ASICS GT2000
履いていたのは、GT-2000 NY6でかなり古い世代のシューズですが、個人的にはどの世代を買っても無難だと思います。
GT2000はASICSの定番シューズで、モデルチェンジごとに程よくトレンド技術が取り入れられてシリーズは続いています。
最近(2024時点)は厚底化されているので、ワタシが履いていたころとちょっと感じが異なっているかもしれませんけど。
かかと部分の作りも良く(NY6より新しいものは知りませんが)1000kmぐらいは履けると思います。おすすめと言えると思います。
ASICS ターサージール6
現在はターサージールというシリーズは消えてしまったのかもしれませんが、どちらかといえばレーシング向けのシューズで、ワタシもレース用に購入したものです。残念ながら出場予定のレースはコロナウィルスの拡大防止のため中止になったので、結局レースで履くことなく今は練習用になってます。
レース用ということもあってとっても軽いですが、クッションはちょっと固めです。今どきの厚底シューズのような、勝手に足が前に出るような感覚になるシューズではありませんが、今となってはそれがかえって安心して走れる感じがします。
レース用として今買うか?と言われれば微妙ですが、練習用なら(安ければ)買ってもいいなと思うシューズです(今となっては、です。念のため)。
ASICS GRIDE RIDE
足が「コロン、コロン」というようなロッキングの感覚で動くシューズの初期のものです。
現在はモデルチェンジして定番化しているようです。最近のモデルは履いたことが無いのでよくは知りませんが、それほど感覚が変わらないのだとすると、ちょっとクセのある履き心地かなと思います。
最近のシューズでキャラクターが近いものを挙げるとすれば、New Balance FuelCell Propel v4 LB4だと思いますが、GRIDE RIDEのほうが若干固めのソールということもあって、転がるような感覚は強めで、それがちょっと脚にも負荷をかけているように思います。
広告で書かれていた、ラクに足が前に出る、という感覚が得られるためには、それなりの脚力が必要なのではないかと思いました。そのためNew Balance FuelCell Propel v4 LB4よりも慣れが必要な気がします。
あとちょっと重めでしたが、それは最近のモデルでは多少改良されているかもしれません。これ一択、という勧め方はしにくいですが、興味があれば履いてみてもいいのではないかと思います。
Mizuno WaveRider
ASICSでいうGT2000シリーズのような定番シリーズだと思います。ワタシは18,19を履いてましたが、今の最新は28(2024年10月現在)ですので、ワタシはかなり昔の人ですね。。。。
定番シリーズなので、ASICS GT2000とかと同様にどの世代のシューズを買っても特に問題は無いのでは、と思います。
ワタシの場合、18は大変良かったのですが、19が足に合わなくなってしまったので、それ以降の世代は購入していません。
onのcloudのときにも似たような経験をしているので、同じメーカーの同じシリーズでも世代が変わると全く合わなくなるっていうことがあるので、やはり購入時には足入れしてみてから購入した方がいいと思います。
いわゆる初心者向け
ワタシの場合は、もう10年近く前の話になってしまいますが、ASICSでいうとJOG100、MizunoでいうとMaximizerがいわゆる初心者向けとして販売されており、ワタシもどっちも購入しましたが、どっちも3か月と持ちませんでした。
冒頭でも記載しましたが、初心者向け、というくくりで価格がぐっと低めに抑えられているシューズは、やはりすぐ壊れる印象ですので、個人的にはおすすめはしません。
ワタシの場合は、かかと部分がすぐダメになりました。安かったから購入したわけですが、それほど距離を走っているわけでもないのに2,3か月でダメになるので、買うならいわゆる定番の、もっといいものを買った方が結果的にコスパは良くなります。
ですので、同じメーカーで買うなら、ASICSならGT-2000、MizunoならWzveRiderにすることをお勧めします。
まとめ
結局どれがおすすめなの?、という記事になってしまいそうですが、私見を述べさせていただきますと、安く購入できるのであれば、以下の2つが最近(2024年時点)のテクノロジーも程よく入っていて、慣れるのにもそれほど時間がかからない(はず)なのでお勧めです。
次点としては、今となっては、(他が高くなっちゃったので)比較的リーズナブルになったon cloudが普段履きにも使えてよいと思います。ただソールの耐久性は前述の2足に比べるとちょっと良くないかな、って思いますけど。初代と2代目での実績では600kmがmaxかなと思いました(他はだいたい800~1000kmは持つ)
情報としてはちょっと(かなり??)古めになってますけど、シューズ選びのご参考にしていただければと思います。
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