長いタイトルですが、そのままの記事です。
浴室にある水栓のシャワーと蛇口の切替えレバーのクリックがなくなってしまって、シャワーと蛇口の切り替えを自力で(このぐらいの位置かな?って感じで)調整しないといけなくなってしまいました。
クリック感を与えている板バネのようなものが外れてしまったか、折れてしまったのでしょう。
クリック感が無いだけで、水漏れ等は見当たらず、切替えの動作そのものは問題なくできるので、簡単に治せそうな気がしたので、とりあえず分解してみることにしました。
水栓とパーツの型番調査
型番は水栓についているシールから”TMJ40C3RV13″とあったので、とりあえずググってみると、TOTOの壁付サーモ水栓TMJ40C3Rであることがわかりました。
TOTOのWebページに分解図と水栓を構成するパーツの型番や単価のpdfがありました。
しかしながら、これだけみてもどこが悪いかちょっとわかりにくかったので、やっぱり一度分解してみることにしました。
分解
分解に使った工具は4つです。
- ニードル(ねじのカバーをあける用)
- マイナスドライバー(元栓ねじの開閉用)
- プラスドライバー(レバー取付けねじ用)
- ウォーターポンププライヤー(スベーサー取付けねじ、切り替えバルブの取り外し)
TMJ40C3Rは向かって右側にシャワーと蛇口の切り替えレバー、左側に温度調整のダイヤルがありますが、今回分解するのは右側のシャワーと蛇口の切り替え部分です。
まずは、元栓を閉めます。水栓の付け根にねじがありそれがバルブになっているので右周りに止まるまで回します。右側が水道水、左側はカバーがかかっているので温水になっています(ワタシの家の場合は、です。たぶん)ので2か所とも止めます。
レバーの中心にカバーがあるので、先の細いニードルのようなものでこじ開けると、プラスのねじが出てきます。プラスねじを外すとレバーが外れます。
レバーはよく見ると中にプラスチックのパーツがはめられていてさらに分解できます。
レバーを外すと結構汚い。。。十数年分の水垢ですかね。たわしで軽くこするとすぐキレイになります。
レバーが刺さっていた軸に位置決め用のギヤがついているのでそれも外します。
さらにシャワーと蛇口の切替えを示す表示パーツを外すとギザギザのナットが出てきます。
ギザギザのナットはウォーターポンププライヤーで回せば結構簡単に外れます。
このナットを外すと、白いプラスチックのスペーサーが外れます。
シャワーと蛇口の切り替えのクリック感を与えている板バネは、この白いスペーサーについている板バネによって生み出されているようですが、その板バネがポッキリ折れてました。
クリック感がなくなってしまっていたわけですね。
原因がわかったので、これ以上は分解不要でしたが、念のため最後のパーツの切り替えバルブ本体も外してみました。
バルブは刺さっているだけなので、白の軸をウォーターポンププライヤーでつまんでちょっと力を入れて引っ張れば抜くことができます。
新しいスペーサーの購入
スペーサーの型番は”THA1-6″でTOTOのWebでの価格では2035円(税込み)でした。意外と高めですが、まあ仕方ありません。
Amazonでちょっと安めで売られていたので購入しました。
なお、TOTOのパーツ表には示されていなかったのですが、Amazonでは板バネ単体(品番TH725991)も売られていました。
847円という微妙なお値段であったことや配送予定日がちょっと遅かったので、今回はスペーサーTHA1-6を購入しました。
新しいスペーサーは正常な板バネ(当然ですね)と2か所に黒のOリングがついてました。
説明書には、Oリングなしの水栓の場合はOリングを外してつけるようにとの注意書きがありました。
スペーサーの交換と組付け
スペーサーは、切り替えバルブをはめた後に取り付けます。
切り替えバルブとスペーサーは互いに位置が決まるように各々凹凸が付けられているので、はまる位置になるようにします。
具体的には、切り替えバルブについている凹部が上向きになるようにして、そこにスベーサーの凸部がはまるようにします。
その状態で水栓に戻して押し込んではめ込みます。
そのあとは分解と逆の手順で、ギザギザのナットのとりつけ、シャワーと蛇口の切替えを示す表示パーツの取付け、レバー位置決め用ギヤの取付け、レバーの取付け、となります。
まとめ
今回はシャワーと蛇口の切替えのクリック感を直すために、板バネの付いているスペーサーを交換しました。
今回の分解で、水栓の構成パーツや型番などがわかり、分解の方法のもわかったので、水漏れ等が起きた場合でもなんとか自力で修理できそうです。
ユニットバスでは必ずと言っていいほど同じような水栓が使われてます。
洗面台の時のように、いろんなメーカーの数多くのバリエーションがあったらイヤだな、と思っいました。
でも、意外にも今回調べた範囲では、このタイプの水栓を供給しているのはほぼTOTOで、それ以外のメーカーは見つけられませんでした。
風呂の水栓の時のように、メーカーや専門業者による修理が必須、とかになったらイヤだな、と思ってましたが、予想外にも構成するパーツが簡単に補修部品として入手できたので良かったです。
こんな感じで、今回は良い意味で裏切られた(笑)おかげで、比較的安価に簡単に修理することができました。TOTOさんに感謝ですね。
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